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2008年12月10日 (水)

全日本用途別野菜王選手権 鍋:水炊き編

全日本用別途野菜王選手権 鍋:水炊き編

 さあ早くも師走となり今年も鍋の美味しい季節となりました。実況の畑菜です。解説に自称野菜の研究化で中央元締めの農さんをお迎えしてお送りいたします。

畑菜:「農さんお願いいたします。」

農:「よろしくお願いしますのう。わたくしの見聞がお役にたちますかのう。うとうー」

畑菜:「さー いよいよはじまりましたね。全国に広がる鍋ネットワークその鍋に投入される野菜の数々から選りすぐりの一品を選択 味、鍋における貢献度、その認知度を総合評価してその野菜王座を競います。」 

畑菜:「まずは、いわゆる水炊きですね。」

農:「鍋の王道、スタンダードですのう。鍋は水炊きに始まり水炊きに終わると言われていますのう。」 

畑菜:「それは聞いたことがありませんが さあ早速、メンバーを見てみましょう。中央に鳥の手羽が鎮座。これは王道ですね。」

農:「むう、これはベタですのう。ストレート勝負ですね。あっさりが彼の持ち味ですね。彼の出汁が全体を支えています。コクともいいましょうか。少々灰汁がありますのでうまくそれを抑えて旨み変えていきましょう。骨の髄から良い味が出ます。」 

畑菜:「手羽を支えるメンバーを見てみましょう。外側から支える、白菜、あの女性的なやさしさのあふれる白菜。白い軸と柔らかな葉の部分が見え隠れしてます。エレガントですね」

農:「そう白菜は実は女性的です。葉、軸が供に無いとさびしい鍋になってしまいます。軸派、葉派と好みが分かれるところですがここはバランスよくいきましょう。はじめのシャキシャキ感、後半のとろける感がいいです。穏やかな気分になりますね。」

畑菜:「農さん、疑問なんですが水炊きにキャベツはどうなのでしょう。」

農:「なんとなく分からないでもないのですが・・ども異国の香りがしますのう。水炊きとしてはやや成立しにくい。トマトピューレなんて入れるといい感じ! しかも彼は包みこむタイプなんです。」 

畑菜:「彼といわれますと男性的と言う事でしょうか。。包容力があると。。情熱的。。」

農:「そう包み込んで相手の味が染み込んでこそ真価を発揮する。包まずにいられない。甘太郎なんです。水炊きでの単独浮遊では個性が足りない。これは個人的見解となりますが彼は、つかみどころが無い特徴がないのです。まあ情熱的という事はないですね。尻に敷かれるタイプでしょうか。トンカツにいつも敷かれてます。まあ持ちつ持たれつですがね。ソースやドレッシングがないとちょっとね。 お好み焼きでは順主役を張ってますがね。やはりソースがないと。。 やはり染みるほどの味がほしい」 

畑菜:「白菜とは持ち味が異なるという事ですね。考えさせられます。農さんありがとうございます。詳しくは後に解説いただきましょう。 さて白菜のとなりにネギが明らかに浮き足立ってます。大丈夫ですか」 

農:「あれはパフォーマンスですよ。はじめのうちは、ああやって挑発してますが時期に火が回って甘みまで出しながらへたりますから。無くても良いといわれますがあればムードメーカーですがら最終的な総合力としての価値があります。常にチームを下支えするのです。」

畑菜:「なるほど後半は好まれる存在になると。。風邪、喉にもいいようですね。薬味といわれる程の実力の持ち主ですから是非味わってもらいたいものですね。」

畑菜:「あーっと!人参が見え隠れしてますね。紅一点。鮮やかです。やや少ないように思われますが編成としてはどうでそう。」 

農:「少ないからこそ花があるのではないでしょうか。まあ2枚くらあればよいではないでしょうね。個性が強いですからねー 10枚くらいあると何となくチームの方向性が見えなくなりますから・・ 紅葉、花の形なんて気取った場合は特に少なめがよいかと思いますよ。」

畑菜:「まさにチームのポイントカラーですね。 白地に赤って感じでしょうか。赤ばかりではお隣のチームですね。 ワビサビの演出ですね。まさに日本の景色です」

畑菜:「なんでしょうあの黒い物体は、ブラックホールかUFOではないでしょうか。星型の切れ込みも見えます。」

農:「良く見てください。あれは椎茸でしょう。始めは何故か必ず高いところにいるのですが試合が始まると鍋底に押し込まれてしまいます。彼の名誉のためにお話しますが彼は味の有るいいヤツですよ。あの御仁がいないと深みが出ないのです。子供には人気が無いようですがね。私は好きですよ。まあ人数分あれば良しですね。あの頭の干し型の切れ込みは、剃り込みです。彼の気合ですね。えぐざえる剃りですよ。ほほー」

畑菜:「シメジ、エリンギなんて最近は入るようですがどうでしょう。」

農:「彼らはもてはやされすぎでしょうね。まあ歯切れだけは一級品ですよ。バター焼きなどの方が特徴を生かせるのかもでしれませんね。 香りマツタケ味シメジと言いますがヒラタケがシメジと偽って参加したすり替え事件もありました。味シメジのシメジはホンシメジを言います。」

畑菜:「ではマツタケ、ホンシメジを選抜してはどうでしょう。」 

農:「あーそれはいけない。バランスです。スーパースターはいらない個人技では勝負できませんよ。ほほー 単独勝負か、すき焼きチームで勝負するべきでしょう。」

畑菜:「このあたりが主なメンバーでしょうか。おっと大根が見えました。白くてまったく目立ちませんね。鍋底で浮遊するタイプですね。」 農:「これが白菜と並んで全体を支えてくれるのです。白菜が無くても大根と沢山投入するとなんとなく成立する。あの白さと奥ゆかしい感じが水炊きチームの第二の顔と思っております。」

畑菜:「と、言いますと水炊きにおける第一の顔は、やはり白菜といえますか?」

農:「これは、まずみなさんご異存ないと思います。国民の創意とも自負しておりますが・・鍋の原点水炊きからすべてはじまるのでございます。 火、鍋、水 人類がこれを手にして初めての料理が水炊きだったかもしれないのです。真の水炊きは自由なのです。真に宇宙なのでーす。のうのう・・」

畑菜:「あ!農さん、鍋に入らないでください。バランス崩れますよ! 私も入らせてください。鍋だけにグツグツ(くずぐず)です。 時間も押し迫ってまいりました。中継をおわります。農さんありがとうございました。農さん黒い汁が出ててますよ。」

農:「・・いやいや味ですのう。長年溜め込んだ味ですとも・・ありがとうございました。」

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